スマートフォンの急速な普及を背景に、プログラマの活躍の場も大きく変化しています。ゲームやアプリの開発はますますスマートフォン向けプログラミングの需要が台頭していくでしょう。
Androidアプリ開発の主要言語であるJavaは、本格的なAndroidアプリ開発には必要不可欠な言語なのです。
2010年頃からiPhoneとAndroidがシェアを2分にする形でスマートフォン市場は急速に拡大しています。それに伴い、iPhone(iOS)と、Androidそれぞれのプラットフォームで動作するアプリ開発の需要が高まっています。
こうした背景を受け、ひとつのプログラムからiOSとAndroid両方で動作するアプリをビルドすることができる「クロスプラットフォーム開発環境」というソフトウェアも提供されています。これらは、便利である一方、完全ネイティブで開発されたアプリと比較するとどうしてもパフォーマンスに劣ります。パフォーマンス・安定性に欠ける、チューニングやデバッグなどの作業が困難、プラットフォームの進化への対応が困難、などの欠点があるのです。大手サービスを見ても、iPhone版とAndroid版を別々に開発し、各プラットフォームごとに最適化されたアプリを提供する方式が主流となっています。
上記の状況から、やはり本格的なアプリ開発にはiOS、Androidそれぞれのプラットフォームごとに完全ネイティブでの開発が不可欠といえます。iOSの開発言語は「Objective-C」、Androidの開発言語は「Java」です。本気でAndroidアプリの開発者を目指すなら、Android SDKとJavaの徹底的な理解を目指しましょう。
未経験者がプログラマになるための最初の一歩は、通常、企業の教育プログラムや研修制度からスタートします。ベテランプログラマもはじめはみんな初心者。研修を受けて土台となる基礎をしっかりと学び、徐々に現場に出て実践と経験を積みながら、高度なスキルを身に着けていくのです。
知識量とスキル、今あるプログラミングレベルを客観的に示すことができる便利な制度が資格。国家資格から民間企業の認定資格まで多種多様にあるプログラマ資格のうち、Javaプログラマとして持っていると就職や転職に有利な資格は「Javaプログラミング能力認定試験」、いわゆるJavaプログラミング認定です。
未経験からJavaプログラマになることは可能ですが、プログラムや開発に関するある程度の知識は必要不可欠です。「入職後に学べばいいや」というスタンスでは、スムーズに業務を進めることはできないでしょう。では未経験者は一体、どの程度の知識を持っておくべきなのでしょうか?ここでは最低限必要な知識をご紹介します。