未経験からプログラマを目指すにあたって、まずはプログラマの職種が向いているかどうか?その適性を見てみましょう。
プログラマは自分で調べて困難を乗り越え解決する力が求められるため、「コツコツ型」の人に向いています。プログラミングは、3歩進んで2歩下がるような地道な作業の繰り返しなので、コツコツ進めることが苦手な人よりも、どちらかといえばコツコツ地道にできる人に向いています。また、日々新しい技術が出てくるため、能動的に知識を吸収する必要があるので、好奇心旺盛で向上心の高い人に向いています。
一般的にプログラマは理系の職業分野ですが、実は文系出身のプログラマも多数存在しています。文系出身者でも基本的な知識を勉強することで十分プログラマとしてやっていくことは可能なのです。ただし、論理的思考は必要不可欠な要素ですので、理系文系問わず、系統立てて論理的に物事を考えるのが苦手な人には向いていません。
人と接するのが苦手だからプログラマに・・という人もいるようですが、実はプログラマにはコミュニケーション能力が不可欠です。なぜなら、企業において一人で開発する仕事はまずありません。企業における開発業務は、ほぼ例外なく、複数人でチームを組み、プロジェクトとしてすすめられる、団体作業になるため、プロジェクトメンバーとの円滑なコミュニケーションは開発業務をスムーズにすすめるために必要不可欠になるのです。プログラマに限らず、どの職種でも、コミュニケーション能力はとても重要なファクターとなるのです。
未経験者がプログラマになるための最初の一歩は、通常、企業の教育プログラムや研修制度からスタートします。ベテランプログラマもはじめはみんな初心者。研修を受けて土台となる基礎をしっかりと学び、徐々に現場に出て実践と経験を積みながら、高度なスキルを身に着けていくのです。
知識量とスキル、今あるプログラミングレベルを客観的に示すことができる便利な制度が資格。国家資格から民間企業の認定資格まで多種多様にあるプログラマ資格のうち、Javaプログラマとして持っていると就職や転職に有利な資格は「Javaプログラミング能力認定試験」、いわゆるJavaプログラミング認定です。
未経験からJavaプログラマになることは可能ですが、プログラムや開発に関するある程度の知識は必要不可欠です。「入職後に学べばいいや」というスタンスでは、スムーズに業務を進めることはできないでしょう。では未経験者は一体、どの程度の知識を持っておくべきなのでしょうか?ここでは最低限必要な知識をご紹介します。